「チェンソーマン」では、デンジとアキが兄弟のように雪合戦をするシーンがあります。
これはアキの幻想なのですが、この雪合戦の描写には様々なアキの思いや心情が込められています。
今回は雪合戦やキャッチボールシーンの解説、そしてデンジ言った「アキに戻れ」のセリフの意味についても解説していきます。
チェンソーマンでは、アキとデンジが雪合戦をしている描写があるのですが、この雪合戦にはどのような意味があったのでしょうか?
詳しく解説していきます。
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信じ難い…
信じたくない!デンジの目の前に現れた「銃の魔人」…。
放たれた雪玉は…
必読は続きます。是非に…❗️ pic.twitter.com/QtMhfbeOi7
— 林士平(りんしへい) (@SHIHEILIN) July 19, 2020
アキが雪合戦をしている場面は、アキの心の中で繰り広げられている幻想です。
雪合戦の幻想を見ているときのアキは、殺された銃の悪魔に身体を乗っ取られたことで、死んでいるのか生きているのかわからないような状態。
デンジと会ったときにアキ(銃の魔人)はデンジの名前を知っていたので少し意識はあったのかもしれませんが、アキ自身には雪合戦をしている幻想しか見えていませんでした。
また、アキとしては幻想の中で雪合戦をしており、雪玉を投げていたのですが、現実世界で銃の魔人(アキ)は銃を撃ち攻撃をしていました。
そのため、幻想の雪合戦ではアキしか話しておらず、アキしか雪を投げていなかったことからこの雪合戦の描写は一方通行のコミュニケーションを描いるとも言われています。
【チェンソーマン】「生きているように動いて見える絵」って表現あるじゃないですか。今回のアキくんとタイヨウくんのキャッチボールってさりげない日常のワンシーンっぽいんですけど、何者にも邪魔されず日が暮れるまで平和なままずっとキャッチボールしてるように見えたんですよね…#WJ35 pic.twitter.com/8niTPo7pdv
— 空目ハルヒコ Haruhiko Utsume (@el_psy_congroo) August 2, 2020
雪合戦の描写の中でアキが「キャッチボールをしたかった」という言葉が出ていたのですが、このキャッチボールには何か意味があるのでしょうか?
このキャッチボールに関しては、雪合戦と違って双方のコミュニケーションを表していると言われています。
雪合戦では一方的に雪玉を投げるだけでしたが、キャッチボールはボールを投げる投げ返すという行為です。
また勝ち負けなどはないため、お互いに楽しむことができます。
アキは子どものころから両親に対し自分から一方通行の愛情を向けていたと感じていたため、両親にかまってほしいと感じていたようですね。
そのため、キャッチボールというボールを「投げ返して欲しい」思いが幻想に現れたのではないでしょうか。
チェンソーマンのデンジとアキの雪合戦の話
チェンソーマンの話の中でダントツで1番好きだし1番嫌い#チェンソーマン #デンジ #早川アキ#漫画 pic.twitter.com/2fSjwQB6sA
— 【戦場の絆】ヘクター (@0GfBnTyzBHX6bhD) October 3, 2021
ここでは、アキの雪合戦の幻想について解説していきます。
アキの雪合戦は、銃の悪魔に身体を乗っ取られて突然現れたのではなく、過去にアキの弟と雪合戦をしていた記憶があります。
過去にアキは具合の悪い弟と渋りながらも雪合戦で遊んでいたのですが、その時弟にキャッチボールなら手が冷たくならないから家からグローブをとってこいといいます。
しかし、弟がグローブを取りに行ったときに銃の悪魔が現れてアキ以外の家族は殺されてしまう結果になってしまいました。
そして幻想の中ではデンジと雪合戦をしており、「こんなに楽しいのは初めてだ」と言っていたり、「やっと毎日が楽しくなってきたんだ」というセリフを言っています。
これを見るとアキの見た幻想は、過去の出来事や感情が表されるとともに、デンジとパワーという家族と一緒にいたいという感情が映し出されたものかもしれませんね。
しかし、デンジやアキはお互いを家族だと感じているのにもかかわらず、現実世界では殺し合わなければならないのでとても悲しですね。
【チェンソーマン】デンジくん脇腹抉られようとも「戻れ戻れ戻れっアキに戻れっ」って泣かせまくりですよ…!今週もアキくんを死んだとは思わず「戻れ」って、ほんと戻ってほしいですもんね!デンジくんと読者がシンクロするように読んじゃう。これこそがデンジくんのキャッチボール…!##WJ35 pic.twitter.com/YJTgjx1oPh
— 空目ハルヒコ Haruhiko Utsume (@el_psy_congroo) August 2, 2020
銃の悪魔になってしまったアキに対して、戦っているデンジが「アキに戻れ」と言う場面があり、周りの景色が雪合戦の描写になっているのですが、これは何の意味があるのでしょうか?
この意味としては、冬になってしまった後に秋に戻ることはないというメッセージが込められているのではないかという考察があります。
まず、銃の悪魔に乗っ取られてしまったアキが人間に戻ることはあり得ないことで、現実問題デンジはアキを殺すしかありません。
そこで2人が戦っている場面で景色が雪景色に変わったので、一度冬になってしまっては2度と秋に戻ることはないというメッセージを伝えたかったのかもしれませんね。
しかし、この考察はあくまで考察なので、ただ銃の魔人が現実世界で行っている殺害行為と幻想世界の楽しい行為の乖離を表しているだけなのかもしれません。
銃の悪魔の魔人形態だけでもめちゃくちゃカッコイイはずなのに顔もスタイルも良いアキくんだと尚更だな…… #チェンソーマン pic.twitter.com/HCLN6N33jA
— 乙子 (@otukochaan) July 12, 2020
銃の悪魔から身体を乗っ取られてデンジと戦うことになったアキでしたが、そんなアキの最期はどのようになったのでしょうか?
アキの最期については、デンジに殺されてしまうというものでした。
アキの最期については、物語の序盤から「最悪の死に方をする」と言われていたので死ぬことは予想できていたかもしれません。
しかし、アキの最期は家族を殺した銃の悪魔に殺された挙句、身体を乗っ取られて家族同然だと思ってきたデンジに殺されるという衝撃的なものでした。
最悪の死に方をすると言われていたものの、その死に方はアキにとってもデンジにとっても最悪なものになってしまったので、読者の中では「悲しい」という声も多く上がったようですね。
また、これまで解説してきた幻想の世界でも現実世界で決着がついたときにデンジがいなくなってしまったことも悲しいといわれる理由の1つだったようですね。
しかし、最後の最後に弟と再会することができてキャッチボールをしている描写があるので、そこだけは「アキも救われた」と感じるかもしれませんね。
いかがだったでしょうか?
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