エヴァqイライラする・ひどいしがっかり!わからない人にわかりやすい解説

エヴァ

エヴァンゲリオン新劇場版「Q」は、世間の評価が賛否両論あった作品です。

その中でも

「見ていてイライラする」

「内容がひどい」

「見たけどかっがりした」

という意見が多く聞かれました。

また内容がわからないので、わかりやすい解説が聞きたいとの声もありました。

なぜ、その様な感想が多かったのでしょう?

今回は、その新劇場版「Q」の評価が低かった理由と内容があまり理解出来なかった方へ物語を解説しようと思います。

エヴァqイライラする・ひどいしがっかり!

ここでは、エヴァ新劇場版のコンセプトと評価が低かった理由について見ていきましょう。

新劇場版のコンセプトは?

新劇場版のテーマは、「やり直し」Rebuild・Redo(再構築・取り戻す)でした。

制作側は、本来のアニメーションを支えるファン層の中高生に向けた作品が必要であると感じていました。

ですので、万人に理解しやすく明解な物語を作っていくという趣旨の発言がありました。

新劇場版「序」や「破」では、そのコンセプトにそって、中高生にも分かりやすい成長物語になっていました。

心の葛藤や人間関係の難しさなどエヴァらしい「人間臭さ」を残しいた所も良かったです。

またTVアニメ版・旧劇場版に比べ内容も分かりやすく、シンジやその他のキャラクターの成長を感じさせる素晴らしい作品でした。

ですがその新劇場版「Q」では、一変してしまいます。

この原因として、制作会社のスタジオカラーの指針

「世界観でコア層を取り込む」

という方針があるようです。

スタジオカラーには、作品に対して熱い思いを持ったファンを取り込もうとする考えがありました。

この事が「Q」に、かなり影響しているのではないかと考えられます。

なので「Q」は結果的に、またTVアニメ版・旧劇場版のような作品に戻ってしまった様に感じます。

エヴァqのどこがいけなかった?

それでは新劇場版「Q」どこがいけなかったのでしょうか?

理由は皆さんも感じているかもしれませんが「説明不足」ではないでしょうか!

説明が少なすぎて、視聴された方も混乱したのではないでしょうか。

また前回の新劇場版「破」から14年の月日が流れている設定でした。

雰囲気的に「破」のラストでシンジの行動が影響して世界は危機的状況にあることは分かります。

ですがシンジが目覚めた後の物語の展開は、ちょっと理解できません。

ヴンダーの乗組員をはじめ・ミサト・リツコ・アスカまでもが、シンジに対して冷ややかな態度をとり何一つ説明もしない。

なので、視聴している方にも一切情報が入ってきません。
シンジがレイについていくのも当たり前です。

連れて来られたネルフは、職員の姿は見られず施設も様変わりしています。

ここでもまた、何があったのか具体的な説明はなく物語は進んでいきます。
ピアノを連弾する意味も、よく理解できないままエヴァに乗り

「やりでやり直せる」というダジャレをぶっ込み、結果的に

「なんか槍が違うからやめよう」

と渚カヲルの発言に右往左往しながら、結局カヲルの首がとんでしまい絶望。

結局最後まで見ている方も、主人公のシンジ同様の情報量しか与えてもらえませんでした。

結果的に何か重要な事を知っているヴィレとネルフのが戦っているぐらいのことしか分かりません。

とにかく情報量が少なく、何がなんだか分からないまま終わってしまい何も共感できませんでした。

エヴァqがわからない人にわかりやすい解説

ここではエヴァ「Q」が分かりにくかった方へ以前の話しと「Q」の物語ついて分かりやすく解説していきます。

14年前の話

新劇場版「破」のラストでシンジはレイを助けるつもりでしたが、サード・インパクトを起こしかけてしまいました。

そこに月面からエヴァMark6に乗った渚カヲルが登場します。

渚カヲルはカシウスの槍で初号機を貫き、活動を停止します。

ここまでが「破」ですが、おそらく続きがあり、リリスは止まらずサード・インパクトを続行します。

この時に大半の人間がエヴァの形をした巨人(インフニティのなり損ない)に強制的に進化してしまいます。

そこでエヴァMark6が、カシウスの槍をMark6ごとリリスに刺し封印したと思われます。

その結果サード・インパクトは不完全なまま終わり、地球に甚大な被害を及ぼしてしまいました。

これがニア・サードインパクトになります。

その後、初号機はシンジとレイが入ったまま宇宙に凍結されました。

以降からが、新劇場版「Q」の物語が始まります。

エヴァQの話

 

新劇場版「Q」の物語はニア・サードインパクトから14年後、舞台は宇宙から始まります。

軌道衛星上に隔離・凍結された初号機を強奪する作戦からスタートします。

理由は初号機がヴンダーの動力源だからです。

強奪に成功しシンジはサルベージされますが、もうインパクトを起こさないようにDSSチョーカーを付けられエヴァに乗るなと言われます。

廃墟と化したネルフ本部でゲンドウと再開しますが、13号機に乗れと言われ一方的に会話は終了します。

その後、渚カヲルと出会い友情を深めていきます。

渚カヲルから「ニア・サードインパクト」を起こしたのは自分であることを知らされ混乱。

エヴァ13号機が完成し渚カヲルが一緒に乗ろうと説得します。

シンジはエヴァに乗ると首輪が爆発して死んでしまう、と話すと渚カヲルがその首輪を自分につけました。

そして、13号機とロンギヌス・カシウスの槍を使えば世界を元に戻せると聞きエヴァに乗ります。

セントラルドグマに降りていくと、沢山の骸骨と真っ白になったリリス、そしてMark6がいました。

刺さっていた槍は2本ともロンギヌスの槍でしたが、おそらく碇ゲンドウの仕業でしょう。

渚カヲルは、やめようと言いますがシンジはカヲルの言うことを聞かず槍を抜いてしまいフォースインパクトが始まってしまいました。

渚カヲルは第1使徒から、第13使徒になり覚醒してしまってためDSSチョーカーが起動。

渚カヲルが死んでしまったためフォースインパクトは止まります。

ゼーレの少年、渚カヲルを殺し第13号機を覚醒した碇ゲンドウは目的を果たしますがシンジは再び放心状態になります。

まとめ

今回は、新劇場版「Q」の評価が低かった理由と内容があまり理解出来なかった方へ物語の内容を解説してみました。

新劇場版の「序」「破」がいい作品であり、明解な物語だったため「Q」は説明不足だった点が不評の原因だった知れません。

ただファンからすると、そこを解き明かしたり考察することが楽しみな方もいたことは確かです。

2021年の1月23日に「シン・エヴァンゲリオン劇場版」の公開が予定されていましたが公開が延期になってしまいました。

企画開始の1993年から27年間続けられてきたエヴァンゲリオンシリーズ。

そのラストが、どのようになるのか気になりますね!

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

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