エヴァンゲリオン新劇場版では、「序」の時から、すでに海の色が赤く染まっています。
海が赤い色なったのは、LCL化したと思っている方も多いかと思います。
海や大地が赤くなる現象はコア化と言います。
ということで今回は、LCL化とコア化について詳しく解説してみたいと思います。
また、コア化を戻す研究をしている「海洋研究所」が「生命の樹」に酷似しています。
「海洋研究所」は反ネルフ組織ヴィレと深い関係がありそうなので、その点についても調べてみました。
ここではLCL化・コア化について見ていきましょう。
LCLとは、一体どのようなものなのでしょうか?
LCLは「Link Conectted Liquid」(リンク・コネクッテッド・リキッド)の略称になります。
同調接続用液体です。
パイロット達が、エントリープラグ内で呼吸ができるのはLCLが媒体になって直接酸素を肺に送ってくれるからです。
またパイロットのA10神経(実在するドーパミン神経系を介して)の接続にも利用されています。
これによってエヴァとパイロットは、シンクロ率が一定値に達すると操縦することができるのです。
LCLのその組成は太古の原始地球の海水、生命のスープと言われていてます。
つまり人類を始めすべての生命を形作る命の源です。
ちなみにネルフ本部の最下層ターミナルドグマは、このLCLの海で満たされています。
次にLCL化について説明します。
エヴァとパイロットのシンクロ率が異常に高くなってしまうと、パイロットとエヴァが完全に同一化してしまいます。
その結果、パイロットはLCLに溶けてしまいます。
この事をLCL化といいます。
旧劇場版では、サード・インパクが発生した際にATフィールドが無効化されました。
その結果、シンジとアスカ以外の人類がLCL化してしました。
暑くてLCL化しそう
エヴァ知ってる人でなきゃわかんねぇよな、これ pic.twitter.com/BQ5BAiJ0qR— こいちゃん(bboy love[仮名]) (@koichan_001) July 14, 2016
エヴァ新劇場版 第4の使徒 のプライズフィギュアを買いました~
サイズは台座無しで約17cm!
コアの部分はメタリック塗装になっていてすごく綺麗です😆 pic.twitter.com/7Hpkswv67i— EDA🌿 @ガンプラビルダー (@EDA51752798) November 7, 2020
旧劇場版では、コアとは使徒の弱点である赤い球体のことしか出てきません。
ですが新劇場版では、コアという単語がよく聞かれます。
それではコアとは、一体どのようなものなのでしょうか?
繰り返しになりますが、使徒の弱点で必ず使徒の体にありそれを破壊することで使徒を物理的に殲滅できる唯一の手段です。
使徒はコアを破壊されると「形象崩壊」を起こし体も無くなってしまします。
エヴァにもコアは存在し、取り替える事ができます。
新劇場版「破」では、二号機にマリが搭乗する際に交換されています。
これがマリが二号機に乗ることが出来た理由でもあります。
次はコア化についてです。
「Q」ではコア化した赤い大地が一面に広がっています。
その他にも、集合住宅のような建物や首のないエヴァの様な巨人も赤く染まっています。
それではコア化する意味は一体何なのでしょうか?
「Q」でコア化した渚カヲルのサード・インパクトの回想シーンでは、コア化したエヴァが融合していると絵コンテには書かれています。
黒き月とコア化した大地と融合したエヴァたち pic.twitter.com/i8v1uB7jPC
— ぐっさん (@gussan422) May 2, 2016
融合といえば、旧劇場版のサード・インパクトでもAT・フィールドがなくなった人間はLCL化し魂は同じ所に集まり融合しています。
一方、新劇場版ではコア化という固体で地球と融合していると考えられます。
新劇場版では、具体的な原因や過程は明らかになっていません。
ですが、セカンド・インパクトが起こり加持リョウジの説明で海中の生命は、ほとんど死滅し尽くしたと明かされました。
新劇場版では、地球全体が反ATフィールドに覆われてしまいます。
そのため、すべての生命はLCL化したことで海は赤く染まってしまいました。
このことから、海の色が赤い理由はLCLと海水が混ざった結果だと考えられます。
ここでは、海洋研究について詳しく書いてみました。
今エヴァ破の海洋生物研究所のこと思い出したから画像検索してみたんだけどさ。
手前の円形の形ってこれカバラのセフィロトの樹じゃねえの?????
めっちゃヒエッて声出たわ pic.twitter.com/RV6YYGqrFD— 八雲🚨 (@SDR_K_JXA) December 14, 2017
「国際環境機関法人日本海洋生態系保存研究機構」の組織である「海洋生物研究所」。
第3新東京市の海沿いにあり、赤い海をセカンドインパクト前の海に戻す研究行っていた機関です。
上空から見た施設の形は、「生命の樹」に似ていました。
セカンドインパクト以前の綺麗な海の環境が人工的に再現されていて、内部では魚やクジラ、ペンギン、カメなど、セカンドインパクトで絶滅状態に陥った生物の姿も見ることができました。
この技術を応用したような映像が、2021年公開の「シン・エヴァンゲリオン」の予告で見ることがが出来ました。
パリのエッフェル塔から円形に、コア化し赤くなった建物が再生されていました。
このことから「海洋生物研究所」は反ネルフ組織ヴィレの前身だと考えられます。
そしてヴィレの目的は、フォースインパクトの阻止とコア化した地球を元に戻すことを目的に作られた組織だと推測されます。
同世代は特に伝わるやろけど、OP冒頭にも生命の樹出てくるし、エヴァの宗教的解釈し出すとまた面白いんですよね。
何も覚えてないけど← pic.twitter.com/zea0wDvKLS— ぶっち (@k0607304) June 10, 2018
海洋生物研究所を上空から見た形状は「生命の樹」酷似していました。
生命の樹とは、セフィロトの樹とも言われ楽園エデンに植えられている樹です。
アダムとイブが、蛇に騙されてその生命の樹になっている「知恵の実」を食べてしまいます。
アダムとイブはもう一つの果実「生命の実」を食べてしまうと永遠の命を得てしまい、神と同じ存在になってしまうため楽園から追放されてしまいます。
この「生命の樹」は元々は旧約聖書に出てきます。
この図は、ユダヤ教神秘主義(カバラ)が「セフィロトの樹」として解釈したものになります。
簡単に説明すると神と人間界を繋ぐ階段のようなもので、この階段を上がっていけば神になれるみたいな宗教思想です。
エヴァでは、ゼーレや碇ゲンドウがしようとしている元ネタになります。
一方の海洋生物研究所の施設では、下から上に行くにつれて海水がキレイになっている描写が描かれています。
この施設を見学しに来た相田ケンスケは、この施設のことを
赤く染まった海を元の姿に戻すという、まさに神のごとき大実験を担う禁断の聖地。
「神のごとき大実験を担う禁断の聖地」
と言っているように、上に行くにつれて赤い液体はキレイになり元の海水に戻っていくことが「生命の樹」の上に行くにつれて神に近ずつとういこととかけられているのではないでしょうか。
今回は、LCL化・コア化そして海洋生物研究所について詳しく調べてみました。
エヴァンゲリオンには、専門用語やあまり説明されない部分が多く存在します。
そんな謎や疑問を解いたり、考察するのも1つの楽しみとも言えますね。
この他にも、様々なエヴァの疑問に関する記事を書いていますのでぜひご覧ください。
最後までご覧いただきありがとうございました。
\エヴァの漫画を電子書籍で読もう/
エヴァ・マリのあだ名はなぜ骨メガネ?コネメガネの意味についても
エヴァンゲリオンマリの機体・搭乗機は8号機!二号機に乗れる理由についても
エヴァンゲリオンq黒き月・白き月とは?謎の球体や月面の血についても
エヴァゼーレ・ネルフ・ヴィレの関係と目的は?NERVとWILLEの違いと対立関係についても
エヴァ使徒がネルフに来る理由と目的は?なぜ戦う時1体ずつしか来ないのか
エヴァqシンジに冷たい・かわいそう!説明しろよ・理不尽だとの批判の声も
エヴァqイライラする・ひどいしがっかり!わからない人にわかりやすい解説
エヴァ破でアスカはなぜ3号機に乗った?バルディエルは積乱雲で使徒化!
エヴァqピアノの意味は?碇シンジは天才なぜ弾ける上達が早すぎる理由
エヴァl結界密度(濃度)とは?コア化やシンジが平気な理由についても
アスカは惣流・式波で別人・違いは?名前が変わった理由についても