エヴァンゲリオン「序」の物語で有名な作戦の1つに「ヤシマ作戦」があります。
計画停電でもこの「ヤシマ作戦」という言葉が使われるようになりましたね!
では、この作戦名の由来と元ネタとは何なのでしょう?
また、この作戦にエヴァが参加する意味はあったのでしょうか?
巷では、ヤシマ作戦にエヴァはいらないとの声も多く聞かれました。
ということで今回は、ヤシマ作戦について詳しく解説していきたいと思います。
ここでは、ヤシマ作戦(作戦名)の由来と元ネタについて見ていきましょう。
イザナギ、イザナミは天浮橋に立ち、天沼矛で大海原をかき回し、矛の先から滴り落ちた雫が「淤能碁呂島」となります。そして二神はこの島に降り立って国産みの儀式を執り行い、最初に生まれたのが淡路島であり、続いて四国、隠岐、九州などの「大八島の国」が生まれ、日本の国土が出来上がります。 pic.twitter.com/dX5hyBA4Kk
— 源 系 (@sssji3125non) December 29, 2020
実は「ヤシマ作戦」という作戦名は古来、日本の神話をモチーフに名付けられています。
日本は、古事記では8つの島から出来ており「大八島国(おおやしまくに)」と言われていました。
8つの島とは、淡路・四国・隠岐・九州・壱岐・対馬・佐渡・本州のことです。
「大八島国」というのは、神話に由来する古い日本の呼び方になります。
このことから「ヤシマ作戦」とは日本全体で遂行する作戦という意味です。
これは日本全土から電力を集め、その膨大なエネルギーを使い使徒を殲滅する作戦になります。
屋島の戦い
那須与一願はくはあの扇の真ん中射させてたばせ給へ pic.twitter.com/FUp9xDz4yW
— たに☀︎ (@tani_non) October 2, 2020
ヤシマという言葉には、まだもう一つの意味が隠されています。
それは平家物語の「扇の的」です。
源氏と平家の合戦において、休戦中に小舟の先に立てられた扇の的を射抜いてみよ。
という平家の挑発を受けた義経は、自分の部下である「那須与一」に的を射抜くように命令します。
そして見事、那須与一は扇の的を射抜くという物語です。
この話が、エヴァが使用したポジトロンライフルで使徒のコア一点を射抜くと言う作戦にかけていると考えられます。
この那須与一の物語が語られている合戦が「屋島の戦い(やしまのたたかい)」です。
「八島」と「屋島」ということでカタカナで「ヤシマ作戦」という作戦名になりました。
ヤシマ作戦において、ポジトロンライフルのトリガーを引くだけならエヴァが作戦に参加する意味があったのか?
といった疑問が浮かび上がります。
それでは、なぜ「ヤシマ作戦」にエヴァは必要だったのでしょうか。
「高エネルギー集束帯によるATF強行突破の為の大口径陽電子砲を使用した長々距離直接射撃計画」…長いですね。”使途狙い撃ち作戦”も子供っぽいですから、”ヤシマ作戦”でいきましょう #シンゴジラ #エヴァ pic.twitter.com/V1juSVMG6S
— GFAN (@GWorks00) November 30, 2016
その「ヤシマ作戦」の内容は、要約すると使徒に気づかれない遠く離れた場所からポジトロンライフルと呼ばれる高エネルギー砲で使徒のコアを撃ち抜く作戦です。
なのでエヴァ自体は、直接的に使徒と交戦することはありません。
あくまでスナイパーのように、トリガーを引くだけであれば他の機械でもできそうな気がします。
SNSでもこんな意見が!
いつも思うけどヤシマ作戦ってエヴァいらないよな(・_・;)
— rrrr (@kaworu02eva) November 9, 2012
ふと思ったんだけどヤシマ作戦って別にjポジトロンライフルをエヴァが発射する必要なかったんじゃ?
コンピューター制御で照準が合うなら発射もオートでできるだろw— ぽん (@pon_yu) December 5, 2010
この様にヤシマ作戦で、エヴァがポジトロンライフルを打つ意味があったのかと疑問に思う方が多いようでした。
それでは、なぜヤシマ作戦にはエヴァの力が必要だっだのでしょうか?
そこには様々な理由がありました。
エヴァのポジトロンライフルという兵器 https://t.co/AuGdAoQTX5 pic.twitter.com/2cX5insVg9
— アニメちゃんねる (@aninewssoku) November 18, 2017
赤木リツコが劇中で
「陽電子は、地球の自転・磁場・重力の影響を受け直進しません。〜〜〜〜〜〜後は、すべて機械がやってくれるわ。」
との発言があり後半の「後は、すべて機械がやってくれるわ。」
という言い回しだけが頭に残り、シンジはただトリガーを引くだけでいいと勘違いしがちです。
ですが射撃には、エヴァの力が必要であるという節が劇中で何度か見ることができます。
1つは、ポジトロンライフルはまだ未完成で急造品ということ。
そのため、自律調節できないため、エヴァにより精密狙撃させると赤木リツコが発言しています。
陽電子は地球の引力に引かれるので、パイロットがマニュアルで照準を定めないといけない事になります。
つまり、人間の判断による補正が必要になるのです。
分かりやすく言うと、エヴァは射撃台のような役割をしたのではないでしょうか?
未完成のポジトロンライフルの制御機能だけでは、照準が100%とは言えません。
イメージとしては、重力の影響で若干下にさがってしまうビームをエヴァ(射撃台)で上にあげる(補正)感じです。
また、万が一に備えて相手から攻撃を受けた場合にライフルを持って移動できます。
そして、次の2発目発射に移れるように準備ができるのもエヴァの方がスムーズに作業できるのではないでしょうか。
ですから、スナイパー役が初号機、護衛役を零号機が務めるという形にしたと思われます。
今回は、エヴァンゲリオンの劇中で実行される「ヤシマ作戦」について詳しく解説してみました。
この作戦は日本全土から電力を集め、その膨大なエネルギーを使い使徒を殲滅することが目的です。
この作戦名に由来は、神話に登場する古い日本の呼び方「大八島の国(おおやしまのくに)」。
そして、平家物語の那須与一の物語で語られている合戦「屋島の戦い(やしまのたたかい)」にかけられていまいした。
また、ヤシマ作戦にエヴァは必要だったのか?と言う疑問がありました。
ポジトロンライフルはまだ未完成で急造品ため、自律調節機能がなくエヴァにより精密狙撃しなければ使徒のコアを撃ち抜くことは不可能だったと考えられます。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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