漫画【推しの子】のタイトルには、なぜ括弧(かっこ)が付いているのか?
そんな疑問を抱く読者の方が非常に多いです。
これは原作者である赤坂先生がこう語っています。
括弧は「好きなアイドルを推す」意味と、もう一つは「推しているアイドルの子ども」と言う意味があると答えています。
また括弧の意味は役者と表現しているとあり、これ以上の説明は物語のネタバレになってしまうと、ここでこの括弧の質問を終えています。
普通ならば括弧の意味を見過ごしてしまうと、ただのタイトルかと思いきや、何か深い意味が隠されていると、仕掛けのある内容。
ただの括弧と思いきや、作品に対する深い意味が隠されていました。
様々な要素が込められ、物語を複雑に練り込み、作品の中にあるサスペンス要素を盛り上げている独特な演出の一つとも言える括弧やタイトル回収シーンついて今回まとめていきたいと思います。
括弧に意味があるのかと、問われてしまったときに、原作者である赤坂先生は、二つの意味を説明してくれました。
それは・・・「好きなアイドルを推す」と「推しているアイドルの子供」と言う意味があると答えています。
推しの子はアイドルをテーマにした作品であり、アイドルが重要に関わっているとも語っています。
アニメを待てずに読んだ『推しの子』1巻盛大に泣いた。アイちゃん…#推しの子 pic.twitter.com/pkMXUhKknT
— Hoshi_RTA (@Hoshi_RTA) March 30, 2023
さて、この1つ目は「好きなアイドルを推す」という意味だと答えていた赤坂先生は、第1巻を読めば解ると告げています。
確かにこの意味は、第1巻を読めば解るように、転生したアクアやルビーがアイを推しており、母親であるアイの存在と、アイドルであるアイの存在が強く推されています。
推しの子には2つの意味があり、その1つ目が「好きなアイドルを推す」という意味であると、告げた赤坂先生の言葉には、確かに推している意味が込められています。
好きなアイドルの子どもとして生まれ、生まれ変わっても推すと、二つの意味が込められた括弧の意味。
実に奥が深いです。
『アクア、ルビー、愛してる』のシーンマジで泣けた🥲🥲
見に行ってよかった😭😰#推しの子 #フォロバ100 #アニメ pic.twitter.com/WItlSbWimU— Ka1x|フォロバ100 (@ka1xU_0) April 5, 2023
そして二つ目の意味は「推しているアイドルの子供」というのが、もう2つ目の「推しているアイドルの子供」という意味があると告げてもいます。
「推しているアイドルの子ども」であり、この作品はアイドルをテーマにした作品を描きたかった赤坂先生の想いが込められています。
「推しの子」のタイトル名にはその意味があるとも言っています。
インタビューにて、そう語る赤坂先生の想いは、アイドルを象徴しながらも、推すという意味を盛り上げている部分にあると言い、このタイトルを意味深なモノとして書いています。
「推しの子」と、アイドルを指し、またそのアイドルの子どもを指す二重の意味が込められ、この作品がアイドルの存在を描いていく内容だと告げる赤坂先生の思惑。
はたして、どんな意味があるのでしょうか?
先生は二重の意味が込められていると言い、作中においては演出として使われているのだとも言っています。
コミックス第5巻の42話にて「【役者なら】」と告げている金田一の演出もあるので、この二重線の意味は役者を表現している意味かもしれません。
つまりは役者という意味もあり、またアイドルという意味も込められているのだとする、赤坂先生の想いは、アクアとルビーの存在定義となるのではないでしょうか?
この括弧には意図的に二重にしている意味があり、「推しの子」のタイトルから、既に伏線が隠されていると考えられます。
二重になって隠されている意味の中にあるのは、役者であり、アイドルとの意味深な言葉。
現に赤坂先生も、この括弧は意図的に二重にしており、作中の演出にて使用するプランがあると語っており、これは赤坂先生の伏線とも言うべき象徴とも言えます。
作品に大きく関わっていると、括弧の意味をうっかりと見過ごしがちになっていましたが、この括弧の意味には、大きな謎が隠されているのだと、注意が必要かもしれません。
今後のタイトルの中にも、この作品の謎が隠されているかもと、展開の中で、明確に解るような印象が演出されていくのか?
注目すべきところかもしれません。
ここからは【推しの子】のタイトル回収シーンについて解説していきます。
YOASOBIは「祝福」というタイトルでOPを歌いながらも最終話で視聴者を絶望の縁に叩き落とした前科があるので(いい意味で)、
初見勢の方は「アイドル」という曲のタイトルに誤魔化されないで下さい。#推しの子 pic.twitter.com/ovfXzU7uHo— ジョット@4/8まで超低浮上 (@Jotto_maguro) February 19, 2023
推しの子において最も重要となるキャラクターの一人であるゴロー先生。
彼の転生が物語の始まりともなり、彼がメインとなって物語を進ませていきます。
アイを殺したストーカーは、彼女が裏切っていたからこそに殺害しましたが、ゴローは何故に殺されなければならなかったのか、その事が謎のままです。
ゴローは確かにアイの出産の担当をしていました。
しかしただそれに関わっていたはずなのに、それだけで殺されてしまうのでしょうか?
アイはストーカーのリョースケに殺害されますが、アイの担当医というだけでゴローは殺されてしまう理由は不明です。
ゴローの死には何か理由が隠されている?
と、ゴローの死には大きな謎が隠されていると、彼が自身の死を調べて行く事も、ゴローの転生に関わっている大きな謎かもしれません。
このゴローの転生の意味は、自分の死の真相を知る為の転生として受け止める事が出来ます。
復讐をすると誓うゴローの想いと、また母親の敵を討ちたいとするアクアの想いが、彼の中で交差していると、転生した事で起きてしまう想いが、このタイトルに込められています。
自分の死は、一体なんの為に行われた事なのかと、死の真相を知る事に全てを賭けようとするゴローの想い。
そしてその想いの中に、今現在のアクアとしての生活を重ねながらに、母親の復讐心も抱えているアクア。
この二つの心は実に複雑な関係とも言えます。
ゴローとアクアは関係の無い存在であるも、転生したと、誰にも理解にも理解して貰えない状況でもあります。
復讐をなし遂げたとしても、今の彼にとっては破滅でしかありません。
ゴローの転生の意味は、未だに回収されていないと考えた方がいいでしょう。
今後の中で、本当の意味でゴローの死の真相が明かされる事があれば、それはゴローが何故に転生したのか?
その真実が明らかにされる事になると思われます。
ゴローはなんで死んでしまったのか?
彼がその事実を知った時、この物語は大きな展開を迎えるかもしれません。
ぼくの推しの子は有馬かなちゃん!
序盤のタイトル回収いいゾ〜
読んだ人にしか伝わらんから読め(布教) pic.twitter.com/yqEBcYu55P— じゅんじゅわ~ (@junjun5910) January 24, 2023
推しの子の第38話では、MEMちょのファンでステージが盛り上がっていると、沸き立つ展開にルビーとかなの心境が複雑なシーンとなります。
ファンが推すペンライトの色は、MEMちょを推すペンライトが多く輝きと、そしてステージにはアイドルとしてルビーのパフォーマンスが輝いていました。
この時にかながルビーに感じたモノ、それは人を虜にする天才的な才能でした。
今日のこのライブで、ルビーのファンになった人間は多くいるのだと、それを知ってしまうかなの気持ちは、複雑なモノだったとも言えます。
推しになる意味を知ったと、それは決して簡単な事では無く、また苦難に満ちた行為でもあるのだと、アイドルとしての厳しさを学んだ事になります。
そんな自分を応援してくれるかのように、アクアの存在が、かなの支えともなっていきます。
この箱推しでは、かなの覚悟が描かれていた内容であるも、アクアへの想いが出来上がった内容とも言えます。
彼の推しになると、決意を露わにするかなの想い。
アイドルになる意味をようやくに知り、アクアを魅了するアイドルになってみせると、その想いが込められた内容とも言えます。
今回は、推しの子の括弧(かっこ)の意味、そしてタイトル回収したシーンについて解説しました。
タイトルの括弧は
といった意味がある。
タイトルを回収したシーン
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