「推しの子」において、アイの遺品であるスマホにはロックがかかっており、解除するためにアクアは相当な時間と労力をかけていました。
やっと解除したパスワードの番号は「45510」でしたが、原作漫画ではこの番号の意味は描かれていません。(※2023年4月時点)
アイの夫に関係する番号なのではないかと、様々な考察がされていました。
それが「推しの子」1話放送後、OP主題歌の原作小説「45510」で明らかになりましたので解説していきます。
合わせて小説「45510」の内容についても見ていきましょう。
それでは早速ですが、スマホのパスワード45510の意味について解説していきます。
スマホのパスワード45510の意味は、B小町結成メンバーの頭文字です。
B小町結成メンバーは、高峯・ニノ・アイ・渡辺の4人。
なので、頭文字は「た・に・あ・わ」になりますよね。
それでは、なぜこの頭文字が45510になるのか次の項目で詳しく解説していきます。
「た・に・あ・わ」はスマホのタップ入力の番号です。
わかりやすくスマホの画面を見ながら解説していきます。
「た」はスマホ数字画面の「4」になります。
「に」はスマホ数字画面の「5」を2回タップすることで「2」。
「あ」はスマホ数字画面の「1」。
「わ」はスマホ数字画面の「0」。
これが「た・に・あ・わ」と「45510」の関係になります。
ここからは「推しの子」1話放送後、発表されたOP主題歌の原作小説「45510」の内容について解説していきます。
それでは赤坂アカ先生が描き下ろした小説「45510」の内容をはじめに、ざっくり説明します。
小説の語り手は元B小町のメンバーの一人です。
ネットサーフィンをしているとある動画にたどり着きました。
それはアイが昔行った、ライヴ配信のアーカイブ。
ライヴ配信のアーカイブでは、アイのことが語られていましたが大事な部分はカットされていました。
その後、B小町についてネットで検索している途中で語り手はB小町結成時に開設したブログのことを思い出しなのです。
ログインページへ行きパスワード「45510」を入力。
アイはブロクのログイン番号を自分のスマホのパスワードにしていたのですね。
話を戻すとこの小説では、メンバー間での事情やアイに対するなどが絵描かれており、嫉妬などのネガティブな表現がありました。
しかしながら、最後にはガラッと変わる展開があり一瞬で心を奪われてしまいました。
小説は元B小町のメンバーが語り手ですが、名前などを特定することはできません。
アイのライヴ配信動画を偶然見つけた語り手。
B小町はアイが死んでしまったことで、人気が落ちその2年後に解散してしまいます。
語り手はアイのことが嫌いで、B小町の活動は決して楽しいだけのものではなかったとのこと。
憧れの芸能界に入り、今までテレビでしか見たことのないスターと直接会うことができたりあこがれだった人と食事に行ったり楽しいこともありました。
しかし、B小町の活動は面白くなかったようです。
歌や踊りのレッスンに明け暮れ、ライブで全国を渡り歩いていたため学校の行事には参加できず思い出も作れませんでした。
またB小町はアイがいてこそ成り立っていると思いながらも、本心ではかなり嫉妬しておりこれは他のメンバーも同じ。
とうとうアイに嫌がらせをするメンバーも現れますが、斎藤社長に見つかり即刻クビになりました。
運営もアイを明らかに、ひいきしていたためメンバーたちはもうアイのバックダンサーとして生きていくしかないと覚悟を決めたのです。
アイの動画内容は、アイがファンからの質問に答えていく内容です。
Q、今日は何を食べた?→A、何も食べてない
Q、服のブランドは?→A、ユニクロ
Q、好きな本とかある?→A、内緒
Q、遊びに行くならどこ?→A、秘密
など、そっけない態度とも思われる回答。
またアイは昔から秘密主義だったらしく、自分のことはほとんど話さなかったそうです。
しかし、嫌いな食べ物は?と言う質問にアイは即答できませんでした。
悩んだ末に、特にないけど白米はちょっと苦手と回答していました。
この回答に語り手は、アイはロケ弁を残さず食べており余った弁当も持ち帰っていたのを何度も見ていると言っていました。
なので、アイのこの答えには何か深い意味があるのかもしれません。
その後、アイの好きなタイプの質問など話は進んでいき、最後にこのアーカイブにはB小町のメンバーも聞いたことのないアイの本心のようなものが語られようとしていました。
それは、自分のことを話すのは嫌いじゃなし、私の汚い部分も全部ひっくるめて、それでいいって言って欲しい・・・
そして、確信に触れそうなところで動画は途切れてしまいました。
語り手は、アーカイブの続きをネットで検索しますが見つけることができませんでしたが、B小町のブログの存在を思い出します。
B小町のブログにログインし、そこで語り手はアイの本心を知ることになります。
ブログには非公開になっているページがあり、それはB小町のメンバーに向けてのアイの本心が綴られていました。
そこにはアイからメンバーへの謝罪や、昔のように仲良くしたい、皆は私のことを嫌いかもしれないけど私は皆のこと嫌いじゃないなどのアイの思いが書かれており仲直りしたいと書かれていました。
その先も文章は続いていましたが、語り手は途中で読むのをやめてしまったのです。
なぜ語り手はアイのブログを読むことを途中でやめてしまったのでしょうか?
しかも、その後語り手はブログを削除してしまいます。
理由は「こんなのはアイじゃない!」と思ったからです。
誰にも縋らず、奔放で、孤高で、強くて、後悔なんて一度もせず無敵で最強で唯一無二なのが「アイ」。
語り手の本心は、アイを誰よりも信奉しており紛れもない信者だったのです。
そんなアイが仲間にすがるようなことを書いて欲しくないし、見たくもなかったのでしょう。
そして語り手は二度とアイの数少ないSOSだったかもしれないその声をもう二度と誰も見ないようにと、ブログそのものを削除したのです。
今回は、アイのスマホパスワード45510の意味と「45510」の小説の内容について解説しました。
当ブログでは、推しの子に関する気になる情報を下記にまとめています。
また電子書籍でお得に漫画を読めるサイトも紹介しています。
※登録は簡単、3分で完了します。
\続きが気になる方は電子書籍で読もう/