TVアニメ「チェンソーマン」のOPには、金の玉が数回登場しますがこの金玉には何の意味があるのでしょうか?
またデンジがオープニングで生卵を割るのを失敗している描写も描かれています。
この2つのシーンは今後描かれるシーンのメタファー(隠喩)だと考察できます。
その他にもOPでは気色の悪い色のかたつむりや、意味深な風刺画がありますがこれには全て意味があります。
今回はTVアニメ「チェンソーマン」のオープニングについて詳しく解説していきますので、興味のある方はぜひ最後までご覧になって下さいね。
OPの謎の金の球、サムライソードのモノらしい(適当) pic.twitter.com/XNtsi3Twk2
— ちょむ (@nakanakaten) October 11, 2022
オープニングで度々登場していた金の玉ですが、ここでは原作漫画との関連シーンやなぜOPで何度も登場したのか解説していきます。
「チェンソーマン」の原作でも金玉に関連する描写やシーンが度々あります。
アニメの第一話でもデンジは、自分の金玉の片方を10万円ぐらいで売ったと言っていました。
またアキと初めて出会い喧嘩になったときも「俺は金玉しか狙わねー!」と言って背後からアキの股間を蹴り上げていました。
その他にも物語が進んでいくなかで「金玉蹴り大会」が開催されるのですが、そのシーンをOPで示唆していると考察できます。
「金玉蹴り大会」については後ほど詳しく解説していきます。
「チェンソーマン」のオープニングで金の玉が出るシーンを解説します。
一番最初の登場はアキが投げるボーリングの玉で、その玉は見事ストラクをとりますが、すべてのピンは粉々に破壊されています。
次はデンジが鎖の悪魔と対峙するシーンでオブジェのようにたたずんでいました。
このシーンは映画「ファイトクラブ」のオマージュだと考察される方もいましたね。
そして金の玉をパワーが大きなハンマーでぶん殴り、デンジがその上に乗って鎖の悪魔にとどめを刺しました。
共通して言えることは金の玉は、破壊したり殴られたりすることでこれが重要になってきます。
ジャンプ漫画ってよく、天下一舞踏会とか、暗黒武術会とか、いわゆる「大会編」ってのが良くあるんすけど…チェンソーマンの「最強の大会編」は短かったっすね。
3ページぐらいで終わってしまった。 pic.twitter.com/I6NIdLfacs— りょたかー (@NIBUITI) June 10, 2020
サムライソードたちとの戦いで、バディーの姫野を失ってしまったアキは悲しみに暮れていました。
サムライソードをなんとか拘束したデンジは、サムライソードを引き渡すまでの間、姫野の復讐を思いついたのです。
それが金玉蹴り大会。
金玉蹴り大会とはデンジが考案したもので、アキとデンジが交互でサムライソードの股間を蹴りどちらが大きな叫び声を出せたかを競う大会です。
初めは乗り気でなかったアキも姫野からのアドバイス「気楽に復讐を!」を思い出し、「姫野先輩聞こえるか?これが俺たちからの鎮魂歌(レクイエム)だ」と最終的には笑顔で楽しんでいました。
ちなみに「鎮魂歌(レクイエム)」と呼んで「ちんたまうた」というSNSのコメントが笑いを誘っていましたね。
おそらくこのシーンをオープニングでメタファーしており、もしかするとこのシーンでアニメ1期が最終回になるかもしれないと個人的には思っています。
チェンソーマンOPのデンジくんが卵を割るこのシーン、卵を割っている画だ。
デンジは無知で卵を上手く割れない。デンジくんは割れた卵を見て卵が割れてることを認識出来ているのか分からないし、デンジさんは潰れた卵を見て首を傾げる。
このアニメヤバすぎる。#チェンソーマン #chainsawman pic.twitter.com/SkRrBsOXFq
— ホンモノたそ(大人) (@potachicrow) October 13, 2022
デンジが生卵を割り失敗するシーンについても「金玉蹴り大会」の玉を割るといった意味があるのではないか考察できます。
卵割りを失敗したデンジは首をかしげ放心したような姿は、金玉を蹴られた後のようにも見えます。
しかしこのシーンは他にもいろいろな考察があるようで、歌詞の「なんか忘れちゃてんだ」に合わせて例の扉が出てくることから、単に物思いにふけているとも考えられます。
その他にも幼少期のデンジは、クリスマスケーキを小麦粉+水+砂糖を混ぜたものを飲んでおり、本当のケーキを作ろうとしているといった考察もあるようです。
もしくは何らかの料理をしていて、それが日を追うごとに上達して成長して欲しいなどの願望的なものもありました。
さすがに毎回OPを少しずつ変える可能性は低いと思いますが、もしあるとすればかなり面白いですね。
チェンソーマンopでカタツムリに寄生する
ロイコクロリディウムとか意味があるって 分かると他にデンジーにくっついてたタマムシみないなのとか ハチっぽい奴のこととか『意味あるんかもッ』
って考察しようが有るか無いかも分からん事で時間食い散らかしてる、 pic.twitter.com/OAhf9VjGaU— Gn (@TRKPXJ66UgnmDGo) October 15, 2022
マキマがデンジの口に運ぼうとしているのは、ロイコクロリディウムに寄生されたかたつむりです。
ロイコクロリディウムとは寄生したかたつむりを支配し、本来かたつむりが好まない明るい場所へ移動させます。
そして触覚を鳥が好きなイモムシのような形に擬似させ、鳥に捕食させるように操作し宿主を鳥に変えます。
これは悪魔や魔神をマキマが支配し、支配している自分ごとチェンソーマンに食べられたいという意思の表れではないでしょうか。
またその後、ロイコクロリディウムは鳥の体の中で産卵し、フンとともに排出しそのフンをまたかたつむりが食べることで寄生のサイクルを繰り返します。
このことは、デンジを利用しチェンソーマンを支配したいというマキマのもう一つの願いの表れともとれます。
チェンソーマンOP、有名な風刺画のパロディなんだろうけど、パワーちゃんとデンジくんは後ろの風景に一切興味示していないのと、アキくんの足元が雪合戦の雪なのがヤバい。マキマさんに至っては何が見えてんの。#チェンソーマン#chainsawman pic.twitter.com/tz4OYRhw61
— おてら (@minamotoMarch) October 11, 2022
ここからはOPにある意味深な風刺画について解説していきます。
これは有名な風刺画なのですが、この風刺画の意味は本を読めば読むほど見える景色が違うことを表しています。
知識があればあるほど様々な見方することができるということですね。
またネット上では解釈がことなり、中途半端な知識だと世界は悪いものに見えるが、さらに深く自分の知識を磨いた人には世界は美しく見えるといった解釈もあるようです。
幼少期のデンジと裸パワーは後ろの壁に全く興味を示していません。
デンジは食パンを抱えて喜び、パワーはニャー子と楽しそうに遊んでいます。
知識や教養がないためその日暮らしの二人は、目の前のことにだけに一喜一憂しているのかかもしれませんね。
一方、アキとマキマはしっかりと壁の絵を見ています。
アキは銃の悪魔に復讐を誓っており、その目に見えるものは廃墟になった世界。
しかも本ではなく重なった雪の上に立っているので、あの雪合戦を彷彿させる描写となっています。
マキマはさらに高い景色を見ておりその景色は黒く塗りつぶしてあるのでわかりません。
ですがマキマはアメリカ大統領いわく「最悪の平和」を作り出そうとしているので良い世界ではないような気がします。
マキマには一体何が見えているのでしょうか?
支配#chainsawman #チェンソーマン pic.twitter.com/2RBFzqHTYJ
— ツヨイヨウデヨワイ (@yd_241481) October 13, 2022
今回はTVアニメ「チェンソーマン」のオープニングについて詳しく解説しました。
当ブログでは「チェンソーマン」に関する気になる情報を下記にまとめています。