サマータイムレンダヒルコ様はクジラ？ハイネの正体や目的についても

サマータイムレンダの舞台、日都ヶ島（ひとがじま）には古くから「ヒルコ様」と呼ばれる漁業の神様が祀られています。

そんなヒルコ様ですが、物語が進むに連れ元々はクジラだったことが明らかになります。

今回はヒルコ様がクジラだったことの解説と、ヒルコ様と対になる存在であるハイネの正体や目的について詳しく調べてみました。

赤い着物と目が特徴的なヒルコ様とハイネについて、興味のある方はぜひ最後までご覧になってみてくださいね！

サマータイムレンダのヒルコ様の正体はクジラ？

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ここでは日都ヶ島に伝わるヒルコ様の伝承と、ヒルコ様は元々クジラだったことについて解説していきます。

日都ヶ島に伝わるヒルコ様とは？

捻じ曲がった信仰が産んだ御神体〜みたいなん凄いすき

閉鎖集落、人柱、無縁仏、ヒルコ様、オヤシロ様、サマータイムレンダ

ラスボスは伏見稲荷の地下の御本尊に祀られてる平安時代の姫様でいて欲しい。そんなん無いけど pic.twitter.com/9Z2CjLNZpa

— 本村こうたろう (@strattaro) August 6, 2019

日都ヶ島には、古来より「海から流れ着いたものに神様が宿る」といった漂着信仰が根付いていました。

それが蛭子命（ヒルコノミコト）で日都ヶ島は、ヒルコ様と呼ばれ漁業の神様とされています。

なので海から流れてきた漂着ゴミは捨てずに集め保管し、夏と冬の2回に分けて「お見送り」という儀式を行います。

儀式は神社の境内で行われ、そこで漂着ゴミは焚き上げられ神様を返すという儀式が行われます。

ヒルコ様は元々クジラだった？

ヒルコ様の伝承については、日都ヶ島の歴史資料館に古い文献が残っていました。

文献によると、西暦1732年の「享保の大飢饉」で日都ヶ島では沢山の餓死者が出たようです。

このままでは日都ヶ島の人々は、飢えで死んでしまうほどの危機に瀕していたました。

そんなある日、日都ヶ島に大きなクジラが流れ着いてのです。

日都ヶ島は、古来より「海から流れ着いたものに神様が宿る」といった漂着信仰が根付いていました。

なので日都ヶ島の人々は、クジラを神様からのお恵みだと喜び、みんなでそのクジラを食べようとしていました。

そんな中、漁師の娘がまだ生きているクジラの近くに歩いていくと、クジラは突然ピカッと光り、漁師の娘に瓜二つの姿になったのです。

そして島の人々が目撃している目の前で、漁師の娘に姿を変えたクジラは、オリジナルの漁師の娘を食べてしまいました。

恐ろしくなった島の人々は、流れ着いたクジラ自体が神様そのものであったと、祟りを恐れ神ヒルコ様と祀り上げました。

それから島の人々は、日都ヶ島の地下にある洞窟にヒルコ洞という住居をつくり、ヒルコ様を住まわせたのです。

ヒルコ様は日都ヶ島に流れ着き、初めて人の姿になり漁師の娘を捕食しましたが、その後も生贄を要求し人を食べたそうです。

そして、その見返りとして日都ヶ島の人々に、豊漁をもたらしたと文献には書かれていました。

ヒルコ様は日都ヶ島の人々を救った？

先程の解説で、ヒルコ様は生贄を要求し人を食べ、その見返りとして日都ヶ島の人々に、豊漁をもたらしたと文献には書かれてましたが、事実は少し違うようです。

実際に日都ヶ島では、「享保の大飢饉」で沢山の大人が死んでしまい、主食である魚をとる漁師が不足していました。

そこでヒルコ様は日都ヶ島の島民、数百人を「影」に変えたのです。

影であれば道具も使わずとも魚を取ることも可能で、飢えた人たちに食料を提供することができました。

こうしてヒルコは、日都ヶ島の島民を救いましたが、その反面、数百人の人間の命を奪ったのも事実です。

なので結果的に島の飢餓を救ったとしても、何百人もの命を犠牲にしているので決して許せる行為ではありませんよね。

クジラになる前は何だったのか？

クジラから漁師の娘をコピーし肉体を奪ったヒルコですが、クジラになる前は何だったのでしょうか？

この疑問については、明確な答えはありませんが作中で南方ひづるがある考察をしていました。

ひずるはクジラになる前のものをどこからか来た“それ”と言っていました。（※以下“それ”）

“それ”はおそらく地球以外の場所からやってきたもので、宇宙から来た可能性が高い。

そして最初に“それ”は隕石をコピーをして地球に落ちたのだと考えられる。

隕石は海に落ち、海の中のあらゆる生物をコピーし変化し続けた。

そしていつの日かクジラをコピーし、偶然にも日都ヶ島にたどり着いたのだ。

と考察していました。

そして島にたどり着いたクジラは、漁師の娘の体をコピーし体を奪いました。

これが「影の病」の始まりです。

なのでクジラの元となる生物“それ”は、地球外生命体である可能性が高いと思われます。

サマータイムレンダヒルコとハイネの関係ついて

サマータイムレンダの追加キャスト豪華やん！
ハイネはあやねるがいいなあ pic.twitter.com/DggHz19LEp

— ْ (@xuux____) February 6, 2022

ここからはヒルコとハイネの関係、そして現在の状況と過去に起きた事件について解説していきます。

ヒルコとハイネの関係は？

波稲ちゃんの横顔かわいいよねという落書き pic.twitter.com/O1twpRPcfI

— 平助 (@heisuke_630) February 25, 2021

ここではヒルコとハイネの関係について解説していきます。

ヒルコとハイネについては非常にややこしいので順を追って説明します。

まずヒルコは蛭子命（ヒルコノミコト）が正式名称です。

日都ヶ島の島民からはヒルコ様と呼ばれている漁業の神様。

しかし、ヒルコは島の「影の病」の始まりで、すべの影を生んだ「影の母」です。

続いてハイネですが、ハイネは初めてクジラからコピーされ体を喰われた漁師の娘です。

漁師の娘の名前は雁切羽稲（かたきりはいね）。

ヒルコは最初にコピーした人間のハイネの名前で呼ばれることを好み、ハイネと呼ばれるようになりました。

なのでクジラがコピーした体には、ヒルコとハイネの概念があります。

ヒルコ（ハイネ）は弱体化している

#サマータイムレンダ
波稲 pic.twitter.com/b97xRSJhiq

— ゆき (@_tk_nobody) December 1, 2020

実はヒルコ（ハイネ）は、年々弱っています。

原因は食糧不足による栄養失調、影にとって空腹は耐えがたい苦痛を伴うようです。

最近は足も弱くなってきており、歩行すら困難になっています。

なので代わりの体（しおり）を手に入れる必要があったのです。

またヒルコ（ハイネ）は人の味（情報）を好み、人間しか食べな食べません。

ですがその食料の調達は年々難しくなってきました、日都ヶ島では年間数人の死亡者が出ますがその死体を入れ替えハイネに与えていたのです。

ハイネの自我はヒルコから分裂した？

今週のサマータイムレンダも可愛かったけどヤバイ雰囲気になってきた。本命ひづるだったけど双子だから間違えちゃうのかなあ…沼男読みたい…ハイネの髪はとかしたくなる
竜ちゃんもくせ毛可愛いね！！ pic.twitter.com/a5Lchfm3fi

— ぶんたx (@buntax200) April 30, 2019

先程の解説で、クジラがコピーした体にはヒルコとハイネの概念があると説明しました。

実はヒルコとハイネは、14年前のある事件の際に分裂したのです。

14年前、中学生だった南方ひづるはヒルコ（ハイネ）の友達でした。

ヒルコ（ハイネ）は旧菱形医院の2階に出てくることがあり、ひづるはお腹をすかしたヒルコ（ハイネ）にお菓子を買って遊びに行っていました。

ですがある日、空腹に耐えきれなくなったヒルコは、ひづるの双子の弟である竜之介を襲い食べてしまったのです。（※あくまでも竜之介を襲ったのはヒルコの人格）

ヒルコ（ハイネ）は元々人間だった雁切波稲（かたぎりはいね）の人格が残っていたのです。

元となるのは最初の人格は波稲で、波稲は寂しがり屋で甘えん坊なただの子供でした。

その元となる人格波稲は、大切な友達であるひづるの弟を死を見てしまったショックで、ヒルコから弾けだし分裂してしまいます。

波稲は分裂した際にヒルコの右目を奪い影になり、その影は後に小舟潮をコピーすることなります。

なので、竜之介・潮・しおりを殺したのも波稲ではなくヒルコだったのです。

サマータイムレンダヒルコ（ハイネ）目的について

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— 少年ジャンプ＋ (@shonenjump_plus) May 2, 2019

結論から言うとヒルコの目的は“故郷に帰ること”です。

故郷とは影だけがたどり着ける場所で、他の生物では行くことのできない遠い深い海の彼方。

そこは時間のない、永遠の国です。

そしてヒルコは自分の選んだ影の家族だけを連れて帰るつもりなのです。

ちなみに菱形窓の父親である菱形青銅は妻の千登勢と影になり、そこで永遠に生き続ける計画でした。

最後には、窓と朱鷺子も影になりそこに連れて行く予定でした。

ですが、ヒルコは弱っているため故郷に帰るための力がありません。

なので夏祭りに集まった大勢の人間を殺し、吸収することによって本来の力を取り戻そうとしていたのです。