バックトゥザフューチャー3のラストシーンで、タイムスリップする為の加速が足りず蒸気機関車に後押ししてもらった後、機関車が谷底に滑落するシーンがあります。
迫力満点のシーンで
「さすがハリウッド!本物の機関車を1台おしゃかにするってすごいなぁ!」
と思っていましたが、一緒に見ていた友人は、
「これ模型かCGじゃね?」
と言っていたので調べてみることにしました。
今回は、ラストの機関車落下シーンが本物なのか、それともCGや模型なのかについて検証してみたいと思います。
また撮影の裏側についても深堀りしてみました。
バックトゥザフューチャー3は1990年に公開された映画なので、約30年前の映画になります。
当時は、まだCGの技術が発達していなかった為CGの映像ではないだろうと思っていました。
では機関車は本物か模型、どちらだったのでしょう?
当時の鉄道ファンの反応はどうだったのでしょうか?
蒸気機関車はデロリアンを1985年にタイムスリップさせる為の動力源となり最終的には谷に突っ込んで爆発し粉々に壊れてしまいます。
当時、上映された映画を見た鉄道ファンからは
「貴重な汽車を雑に扱った」
というクレームが殺到したそうです。
それもそのはず、あの汽車は1891年に作られたシエラ3号という車両でとても貴重な汽車だったのです。
ですがそのクレームを聞き制作陣は手を叩いて喜んだそうです。
それは、どうしてだったのでしょう?
バックトゥザフューチャーⅢのラストシーン、精密に作られた汽車の模型を落下させて撮影した結果、汽車愛好家の方々から「よくも貴重な汽車を雑に扱いやがって!」とクレームが殺到して、製作陣は汽車愛好家を騙せたと手を叩き合って喜んだエピソード
めっちゃ好き pic.twitter.com/OKcFYWSSUJ
— 神楽 亞魏斗 (@Raven00F) January 30, 2020
この時の機関車がとてもリアルで本物を使用したのではないかと思うほどでした。
でも実は、落下シーンは精密に作られた汽車の模型を使って撮影したそうです。
製作陣は汽車の愛好家達をだませるほどのクオリティの高い映像が撮れたということで手を叩き合って喜んだというエピソードがあります。
バック・トゥ・ザ・フューチャーの撮影風景だって。あれ模型だったんか!そりゃそうか!www pic.twitter.com/oij16Cu37d
— たっぽー⊿/DJ Tapponics (@tapponics) March 26, 2013
実際の4分の1サイズの蒸気機関車の模型を2台作り、2台とも爆破させたそうです。
模型製作責任者は
「2ヶ月間かけて作った精密な模型は、たったの2秒で破壊された」
とコメントを残したそうです。
実は機関車が落下したシーン以外にも模型での撮影シーンがありました。
【映画メイキング】
バック・トゥ・ザ・フューチャー:パート3のラストシーン、蒸気機関車に押されてタイムスリップを起こそうとしている最中の撮影風景。ほぼCGが無くてミニチュア撮影メインの時代のメイキング風景はわくわくしますね♫ pic.twitter.com/UZRVPTXvBc— 情景師アラーキー/荒木さとし (@arakichi1969) August 22, 2014
1885年から1985年にタイムスリップするデロリアンのシーンも模型で撮影されています。
こちらも4分の1のサイズのデロリアンを模型で作成し、ミニチュアの線路も用意されています。
ここまでの説明だと、すべてが模型のミニチュアによる撮影だと思われがちです。
しかし、その他に実際の機関車にる撮影とセットによる撮影を組み合わせています。
実際に路線を走っているシーンは本物の機関車の映像を使い。
ドクやクララがしがみついているシーンなどはセットで撮影されるなど、色々な撮影パターンで作られています。
この様に、CGを使用することなく模型やセットを使うことによってCGの不自然さがなくなります。
そして模型やセットなどの手間暇をかけることによって作ったからこそ記録的ヒットを打ち出した作品になったと思います。
バックトゥザフューチャー3のラストシーンで、大破する蒸気機関車は模型を使用した撮影でした。
その迫力満点のシーンは、鉄道ファンも本物と勘違いするほどのクオリティーの高さでクレームが殺到するほど。
また、撮影には模型や実際の映像そしてセットまで組み合わせるという制作陣の情熱が伝わって来るほどの作品でした。
バックトゥザフューチャー4があったらどんな作品だろうと考えると楽しくなりそうですが、出演者達の年齢を考えると続編は難しいかもですね。
素晴らしい作品に感謝したいと思います!
最後までご覧いただきありがとうございました。
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