機動戦士ガンダム「鉄血のオルフェンズ」の登場するオルガ・イツカは鉄華団団長で団の父親的な存在。
オルフェンズの主人公である三日月と並ぶ、もう一人の主人公と言っても過言ではありません。
そんなオルガですが「鉄血のオルフェンズ」第48話で死亡してしまいます。
その死亡シーンは現在でもネタにされており「鉄血のオルフェンズ」は知らないが「止まるんじゃねぇぞ」というセリフは知っている方も多いかもしれません。
今回は、なぜオルガの死亡シーンがネタにされてしまったのか詳しく解説していきます。
ここからはオルガ・イツカの死亡シーンがなぜネタにされているのか解説していきます。
「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」第1期、GYAO!で一挙配信 #g_tekketsu https://t.co/2xl4Hj1ByN pic.twitter.com/XZJic0OsMW
— コミックナタリー (@comic_natalie) November 4, 2018
第1期は物語の展開も早く勢いがあり、とても好評でした。
主人公やモビルスーツもカッコよく描かれており、1期の最終話では覚醒した主人公が強敵グレイズ・アインを倒し比較的、優勢な立場でした。
ですが第2期からは、その立場がガラッと逆転してしまいます。
敵組織のギャラルホルンはチート武器のような兵器を使いだし、鉄華団はほとんどやられてしまいます。
そんな中、オルガも死亡してしまい視聴者からの顰蹙はひどかったようです。
ですが問題はこれだけではなく、オルガの死亡シーンがツッコミどころ満載でした。
オルガの行動もライドを抱えたまま
車に逃げ込めばいいのに
ワザワザかばうという選択肢をとるし pic.twitter.com/870Ynuvrr6— モビィ (@mobii_0311) March 20, 2018
オルガは指名手配されているのにもかかわらず外に出たり、変装はおろか姿を隠そうとする素振りもありませんでした。
その割に護衛は少なく、その護衛も「なんか静かですね」という露骨な死亡フラグを立てていました。
案の定、護衛は打たれ何も出来ず、オルガは一緒にいたライドという少年を庇い、蜂の巣にされ死亡してしまいました。
疑問だったのがすぐ隣に身を隠すことの出来る車やビルもありましたが、そこには移動せずただただ打たれてしまうだけ。
また、打たれている時の音が妙に安っぽく感じ緊迫感がかけていました。
そもそもライフルは人体を余裕で貫通するので、かばう意味があるのも疑問が残りました。
オルガの死は呆気ない。ただ銃で撃たれて殺されただけ。劇的じゃない。地味だ
でもライドへと命を繋いだ。それはオルガを助けたビスケット、クーデリアを守ったフミタン、タカキを庇ったアストンのように
どう死ぬかではなく、誰に命を繋いだかを見ると鉄血は面白いよ
#g_tekketu pic.twitter.com/3G67Y6szSO
— カキザキチルノ (@kakitiru) March 19, 2017
鉄血のオルフェンズの設定では医療技術が非常に発達しているにも関わらず、誰も緊急処置をしようとしなかったことです。
例えばアイン・ダルトンは内蔵を損傷していましたが、生命維持装置で生かされていました。
このように迅速に処置を施していれば、助かった可能性が高かったのかもしれませんね。
ただオルガが致命傷を負っていたので、護衛達はパニックになってしまったのかもしれません。
#新しいプロフィール画像
俺はロドスアイランドDr.オルガイツカだぞぉ pic.twitter.com/ajufRMLrpr— リンクス (@qHm35mgq1GX31Ye) August 16, 2020
ネタにされた一番の原因は、オルガが倒れた時のポーズです。
その時のポーズが完全にサタデーナイトフィーバーのポーズだったため、格好のネタにされてしまいました。
さらにその時BGMで流れたフリージアもネタにされた挙句、オルガの声優さんの迫真の演技もネタにされてしまいました。
ツッコミどころ満載のシチュエーション以外は、無駄に完成度が高かったのもネタにされた要因です。
ここからはオルガの最後のセリフ「止まるんじゃねぇぞ」について解説していきます。
漫画版のオルガ死亡シーンかっこよすぎる。セリフもいい感じで追加されてるし pic.twitter.com/BwKqV6fp5X
— 権 (@Gon_san_da) July 26, 2018
そもそも「止まるんじゃねぇぞ」とは何なのでしょうか?知らない方のために念の為に解説しておきます。
これはオルガ・イツカが死亡する直前に鉄華団の仲間に向けて言った最後のセリフです。
オルガは銃で打たれますが、その後立ち上がり歩きはじめます。
そしてこんなセリフを言います
止まらない限り道は続く、俺は止まらない!お前たちが止まらな限り俺はその先にいるぞ!だから止まるんじゃねぇぞ
このセリフを言い残しオルガは死んでしまいます。
ではどうしてオルガのネタがここまで大きくなってしまったのでしょうか?
実はフリージア歌ったUruさんもオルガネタを知っていたらしく、Twitterでまさかの止まるんじゃねぇぞを発言していました。
さらにはオルガの声優さんもオルガ絡みでネタにされた事がしばしばあったらしく、内心複雑だったようです。
そういえばオルガ死亡シーンを決める時 ライドに飲み物を買いに自動販売機に 行ったところを殺されるという案がありましたね・・・・・ pic.twitter.com/tXZL07DkHv
— サンバ (@sannbadajiyo) February 17, 2018
ちなみにオルガの死亡は最初から決まっていたらしく、他にも死亡案があったそうです。
それは「仲間にジュースをおごるといって単独で買いに行って撃ち殺される」というものでした。
誰が考えてもこれはちょっとひどすぎですよね。
しかもこの死亡案をボツにした理由は「自動販売機が世界観に合わないから」だったそうです。
多くの方からから「それ以前の問題だろ!?」と突っ込まれそうですが、いずれにしてもオルガがネタにされることは避けられなかったようですね。
あまりにも呆気ない死亡シーンだったので、一部の視聴者からは生きてるのではと思われていましたが普通に死亡していました。
何度見ても鉄血二期は素晴らしい!
ガンダム見て泣いたの始めてだし
オルガ死ぬとこネタにされるの非常に不愉快 pic.twitter.com/RPCgq2pp0d— ぶーさん (@BUHA136) January 14, 2019
ここまでオルガの死亡がなぜネタにされたのか解説しましたが、一部のファンの方は不快に思っているようです。
私自身もその一人ですが、あまりいい気持ちにはなれませんでした。
オルガの死亡シーンはあっけなく、ただ銃で撃たれて殺されただけで地味に見えるかもしれません。
ですがオルガの死はライドへと命を繋ぎました。
それはオルガを助けたビスケット、クーデリアを守ったフミタン、タカキを庇ったアストンと重なりました。
オルガはどう死んだのではなく、誰に命を繋いだのかという視点から見ると見方も変わってくるかもしれませんね。
オルガは孤児であり、鉄華団という家族のために戦い続け死亡しました。
なので感動のシーンがネタに使われることを、不快感に思う人もいるのでネタを使う際には注意が必要と言えます。
今回は「鉄血のオルフェンズ」のオルガ・イツカの死亡はなぜネタになったのか?また「止まるんじゃねぇぞ」のセリフについて解説しました。
最後までご覧頂きありがとうございました。
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