「天気の子」は2019年7月公開の新海誠監督によるアニメ映画です。
キャッチコピーは「これは、僕と彼女だけが知っている、世界についての物語」です。
この物語で重要な役割を果たす須賀は、主人公の帆高に投影される描写が沢山あります。
今回はその須賀が指輪を2つしている理由。
そして刑事に「あなた今泣いてますよ」と言われるまで気づかなかった涙の訳について書いてみました。
それでは、須賀が指輪を2つしている理由について見ていきましょう。
なんか本当、すごい急に「天気の子ビジュアルガイド」見てたら本っ当急に「え、明日花さんかわいくね??」となにかに目覚めてしまい描いちゃった明日花さん。
かわいくない…?この人… pic.twitter.com/AsUzmKfJpr— 上若あお (@uewaka_ao) April 29, 2020
劇中で須賀が何度も指輪を触るシーンがあります。
それをよく見ると指輪を2つはめていますが、もう一つの指輪は誰の物なのでしょうか?
その指輪は結婚指輪であり、亡くなった奥さんの明日花のものです。
それでは、なぜ須賀は自分の指輪と明日花の指輪をはめているのでしょうか?
公園で萌花達と遊んでいるシーンで夏美が話していた言葉は↓
圭ちゃんは家で先の東京で、明日花さんと出会ったの。
後に奥さんになる人。
両家の喧嘩になるような大恋愛の末に結ばれて、二人でプロダクションを始めて、萌花ちゃんも生まれて。
あの時は私も嬉しかったな。
須賀にとって明日花は、帆高にとっての陽菜の様に一番大切に思う存在でした。
また、寝言でも「明日花」と言っており、まだ明日花に未練が残っていることが伺えます。
少し脱線しますが、実際に嫁の結婚指輪をはめることは可能なのでしょうか?
感覚的に絶対はまらないと思うのですが、実際にやってみました。
結果、全然入りませんでした。(笑)
よっぽど須賀の指が細かったのか!
それとも明日花の指が太かったのか!?(それは考えたくない^^;)
現実的に嫁の結婚指輪は男の指には、はまらないと思います。
ここでは須賀が、無意識に涙を流した訳について考えてみました。
#小栗旬 さんが声を務める須賀圭介の新カット✨
小さな編集プロダクションを営むライター💻
手に抱えているのは猫の「アメ」☂️#天気の子 pic.twitter.com/FJUz3CKGe4
— 映画『天気の子』 (@tenkinoko_movie) July 2, 2019
須賀は刑事が、帆高を探しに来た時に
「自分の人生を棒に振っても会いたい子がいる」
と聞いて突然涙を流しました。
なぜ須賀は刑事に「泣いていますよ」と言われるまで、自分が泣いていたことに気づかなかったのでしょうか?
それは無意識に涙が流れていて、頭は理解していないが体が覚えていたのかも知れません。
明日花が亡くなった時も、“ずっと長雨が続いていて急に晴れた日だったなぁ”と感覚的に体が覚えていたのではないでしょうか。
その日によく似ていると、感覚的に体が思い出して自分でも気づかないうちに涙が溢れ出したのではないでしょうか。
『#天気の子』を約1年ぶりにみました!陽菜を守ってくれたのはお母さんだったことに今更ながら気が付き感動しました。
あと息子いわく、須賀が事務所で警察に質問されてるときふと涙を流すシーン、あれは小説になんで泣いたか書いてある。感動するよ🥺ということで小説も読もうと思ってます(^^) pic.twitter.com/5Ldk3lCCPa
— スピカ (@spika321) June 25, 2020
それでは原作の小説で須賀が涙を流すシーンは、どのように表現されていたのでしょうか?
原作の小説で須賀が涙を流すシーンでは、須賀は心の中で以下のように思っていました。
俺にも、かつていたのだ。
明日花。
もしも、もう一度君にに会えるのだとしたら、俺はどうする?俺もきっと
須賀は、もし自分が亡くなってしまった明日花に会うことができるとしたら、自分も帆高と同じ事をするだろうと自分と帆高を照らし合わせていました。
それは夏美が言っていた
「放っておけなかったでしょ、自分と似てて」というセリフからも分かるように。
帆高と自分を重ね合わせていると考えられます。
このように須賀は、同じ境遇だった帆高のことが気になり帆高を拾ったのでしょう。
また須賀も家を飛び出し両家が喧嘩をするぐらいの苦難を乗り越えて結婚した大切な妻・明日花を失ってしまったことは帆高が今、直面している場面も自分と重ねてしまう部分が多かったのではないでしょうか。
今回は須賀が指輪を2つはめている理由。
そして、刑事に言われるまで気づかす、泣いた涙の訳について書いてみました。
2つ目の指輪は須賀の他界した奥さん、明日花の物でした。
須賀は明日花のことが忘れることができず、いつまでも引きずっていました。
それは帆高と重なり合う部分が多く、物語でも須賀を描く描写は非常に深く感じました。
また、自分でも泣いていたことに気づかないシーンがありました。
それは無意識に涙が流れて、頭は理解していないが体が覚えていたと考えられます。
明日花が亡くなってしまった時も、ずっと長雨が続いていて急に晴れた日だったなと感覚的に体が覚えていたのではないでしょうか。
この作品は、見れば見るほど新しい発見や気付きを与えてくれる映画ですね!
最後までご覧いただきありがとうございました。
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