新海誠が天気の子で伝えたいことや言葉は?意味不明な内容が多い理由

映画「天気の子」は、見れば見るほど新しい発見や気付きを与えてくれる映画です。

個人的には、大好きな映画の1つでもあるのですが

この映画の評価に関しては、賛否両論あり話題にもなりました。

それでは、この映画「天気の子」新海誠監督が伝えたいことや言葉は何なのでしょうか?

また登場人物に対し、過去などの描写が描かれておらず意味不明な内容が多いとの声もあります。

ということで今回は、新海誠監督の伝いたいことや言葉、そして意味不明な内容が多い理由について詳しく調べてみました。

新海誠が天気の子で伝えたいことや言葉は?

ここでは、新海誠監督が映画「天気の子」で伝えたいこと、そして言葉を解説したいと思います。

新海誠の映画に対する思い

新海誠監督が「天気の子」で伝えたかったとは、いったい何だったのでしょうか?

それは新海誠監督自身も一言で表すのは、難しいと思います。

監督が映画を制作するにあたって心がけていることの1つに

“人の心を動かす映画を作ること”

だといいます。

映画を見た人の感想は、それぞれ違うわけですし単純に

「この映画、面白かったなぁ」と思う人もいれば

「この映画、イマイチだったなぁ」と思う人もいる中で

新海誠監督いわく

「映画が伝えたいメッセージに賛同できなかったのに、思わず泣いてしまった」

と言われることが一番嬉しく思い、何かが成し遂げられた気がするそうです。

なので繰り返しにはなりますが、新海監督は

“人の心を動かす映画を作ること”

を念頭においており、万人受けしなくても自分の作品を見た人たちが少しでも何かを感じ取り少しでもアクションを起こして欲しいと思っているのではないでしょうか。

伝えたかった言葉は若者へのエール

新海監督が劇中で伝えたかった言葉は若者達へのエールではないでしょうか?

映画のラストでは、帆高が陽菜を救い出すときの言葉

「天気なんて狂ったままでいいんだ!!」

この言葉に私はメッセージ性を強く感じました。

狂った天気は現在の社会を示していると思います。

新型コロナウイルスの拡大・地震や台風などの災害など世の中には様々な障害があります。

それは、これからの「壊れたままの世界」でも明るく元気に生きていって欲しいといった若者に対するエールではないでしょうか。

劇中でも、帆高と陽菜はお金がない状況でも現状あるもので楽しく過ごしているシーンがありました。

それは、帆高が陽菜の家に遊びに行った時、帆高のお土産のチキンラーメンとポテチでチャーハンを作っていました。

しかも、卵黄やネギなどを添え見た目も加味しながら、いわゆるバエる料理に!

 

この様に新海監督には、こんな世の中でもただ単純に今の生き方を楽しむ少年・少女であって欲しいと願っていると思います。

そして、困難を乗り越え次のステージに力強く進んで欲しいという願いがあるのではないでしょうか。

天気の子で意味不明な内容が多い理由

天気の子では、意味不明な内容が多いとの声もあります。その理由について見ていきましょう。

意味不明な内容

映画の中で、登場人物達の過去などが詳しく描かれていませんでした。

特に主人公の帆高に関しては、家出の理由が最後まで分からず気になった方も多かったのではないでしょうか。

また、須賀の奥さん明日香についても事故で亡くなった、ということしか描かれておらず死因についても明らかになっていません。

陽菜の両親に関しても、母親は病気で亡くなっているが父親については一切触れられていません。

それでは、なぜ登場人物についての過去などが描かれていないのでしょうか?

その理由について、意図的に過去について描いていないと語っていました。

登場人物の過去を描かなかった理由

登場人物の過去を描かなかったことに新海監督自身も若干の迷いはあったそうです。

企画当初から考えていた「前を向いたまま止まらずに転がり続ける少年少女の話」貫徹させるため、帆高の人物像は変えなかったそうです。

このことについて「君の名は」に続いてタッグを組んでいる川村プロデューサーはインタビューであえて主人公の過去を書かなかった理由について。

“みんなの映画”になってほしいという思いがありました。

皆さん一度は子どもの頃に家や学校、住んでいる町から出てみたいと思ったことがあると思います。

映画の中で具体的な過去エピソードを描くよりも、描かないことによって見る人が自分の人生で補完する。そんな観ている人が映画の当事者になるべきだと思いました。

中には昔、帆高のような思いがあったけれど、年を重ねると社会と折り合いをつけた須賀のようなキャラクターもいる。

大人の観客にも、かつて誰かを強く思っていたことを思い出してほしい。

そんなふうに、子どもや大人、おじいちゃんおばあちゃんまで、みんなに当事者になってほしいと願いながら、新海さんと何を描いて何を描かないかを決めていった記憶があります。

と語っていました。

この様に新海監督は、映画を観た誰もが「自分のようだ」と置き換えられるように、メインのキャラクター以外にも詳しい過去を描くことなく奥行きのある設定にしたのでしょう。

まとめ

今回は映画「天気の子」で新海監督が伝えたいことや言葉・意味不明な内容の理由について書いてみました。

新海監督が映画「天気の子」で伝えたかったことは、これから色々と生活が困難になっていくであろう社会「壊れたままの世界」でも明るく元気に生きていって欲しいといった若者に対するエールではないかと思いました。

また意味不明な内容が多かったことに関しては、意図的に登場人物の過去を描いいませんでした。

それは、映画を見た人が自分と置き換えられるるようにあえて描かれていませんでした。

ここまで考えられていた作品だったとは思いもしませんでしたね。

新海監督の次の作品も楽しみですね!

最後までご覧いただきありがとうございました。

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